介護保険事業

介護保険制度が導入された平成12年度当初、サービスをあまり利用されなかった町民の皆様も、サービスの普及に伴い、多くの方が利用されるようになりました。

しかし、介護保険制度自体がややこしいため、サービスの利用を考えた場合は、まず最初に町が設置している地域包括支援センター(95-1106)にご相談いただくのが安心です。

ここでは、社会福祉協議会の行なっているサービスを紹介します。

利用までのおおまかな流れ

  1. 申請書の提出

    申請書を地域包括支援センター(町)へ提出します

  2. 訪問調査

    町が申請書を受け付けますと、身体状況等の把握のため、調査員が調査に伺います

  3. 介護認定審査会による審査判定

    介護認定には、コンピューターによる審査や訪問調査のマニュアルなどで全国的に公平な判断ができるようになっています

  4. 要介護認定

    要介護認定と判断された場合には、要支援1または2、要介護の1~5の7段階に分けられます。
    その段階に応じて、月々1割の負担でサービスが利用できる「利用限度単位数」が決まっています。

  5. 介護サービス計画の作成

    ケアマネージャーに依頼して、介護サービス計画(ケアプラン)を作成します。東伊豆町社会福祉協議会でも行なっています。

  6. サービスの利用

    通常、申請から要介護認定までだけでも1ヶ月程度かかりますので、急いでサービス利用希望の場合には、申請と同時にケアマネージャーに相談してください。

各介護度による利用上限

上記4の部分で決定した介護度により利用できる限度額が決定します。

区分 介護度 利用限度単位数
介護予防 要支援1 5,032
要支援2 10,531
介護保険 要介護1 16,765
要介護2 19,705
要介護3 27,048
要介護4 30,938
要介護5 36,217

1単位は10円で、利用した分の9割が皆さんが収めている介護保険の保険料(町の特別会計)から各事業所へ支払われます。また、残りの1割は利用された方が事業所へ支払います。

また、上記の単位数を超えての利用も可能ですが、その際は、経費の10割相当の金額を負担することになります。

東伊豆町社会福祉協議会で行なっている介護保険サービス

東伊豆町社会福祉協議会で行なっているサービスは2つのサービスです。

居宅介護支援事業

介護保険制度の中で、中心になるサービスで、自立に向けたケアマネジメントの専門家「ケアマネージャー」がケアプランを作成し、1ヶ月ごとの計画を立てます。

ケアプランとは、ケア(世話をすること)とプラン(計画)という言葉が合わさってできていて、文字通り「お世話をするための計画」です。

毎月、ケアマネージャーがお宅を訪問し、希望やお身体の状況などを見て、ケアプランを立てます。

このケアプランは、介護保険サービスを利用する上で必ず必要です。これができていないと介護保険サービスを利用することはできません。

介護保険サービスの種類や金額、ケアプランのことなどよくわからない方は、社会福祉協議会(22-1295)へいつでもご連絡ください。

ケアマネージャーが申請からサービス利用まで説明し、とことん面倒をみさせていただきます。

東伊豆町社会福祉協議会では、専属のケアマネージャーの2人がおりますので、きっとご満足いただけるものと存じます。

訪問介護(ホームヘルプサービス)

東伊豆町社会福祉協議会のヘルパーが皆様のお宅に伺い、皆様のお手伝いをさせていただくサービスです。

例えば…

  • 買い物に行きたいけど、重たい物がもてない。
  • 食事づくりに困っているよ。
  • 体が不自由で、外を歩くのも大変だし、家の中のこともできなくなってきた。
  • 話し相手が欲しい。
  • おじいさん(おばあさん)の面倒を見に来て欲しい。
  • 朝晩の着替えや歯磨きなど手伝って欲しい。
  • 家のお風呂に入れたいけど手伝って欲しい。

こんなことがあったら、どんどん東伊豆町社会福祉協議会(22-1294)までご相談ください。

営業日
毎週月曜日~土曜日(12月31日~1月3日を除く)
営業時間
7:00~21:00

利用料金(目安)
 ※下記の表は制度の一部です。利用する時間帯等で金額が変わりますので、担当ケアマネー
  ジャーからの利用票で実際の金額を確認してください。

 内容 利用時間  1回の料金 
 身体介護

 おむつ交換、
 身体清拭、
 爪きり等
30分  248円 
60分  394円 
90分 575円 
 生活援助

 掃除、調理等
45分 181円 
60分 223円 
 身体介護と生活援助を行う場合 身体介護30分+生活援助30分 314円 
身体介護30分+生活援助60分 380円 
身体介護60分+生活援助30分  460円 
身体介護60分+生活援助60分  526円 

上記の表は制度の一部です。

ヘルパーが2名で訪問した場合、2倍の利用料となります。

利用料については、それぞれ実際の費用の1割相当分です。実際にはその10倍の費用がかかっています。